トラブルが起きるたびに仕事がやりにくくなる件

トラブルが起きるたびに仕事がやりにくくなる件

トラブルが起きるたびに仕事がやりにくくなる。上の人はなんでそこに気付いていないんだろう?」

 

  • 「再発防止策として、新しいルールがどんどんできて、より安全になっているのかもしれないけど、その分、仕事にかかる時間も比例して上がっている」
  • 「新たな規制とか禁止事項を作る人はいいけど、いざ現場で仕事をしている人たちからしたら、作業効率が下がって仕方ない」
  • 「残業はするな、仕事をもっと効率化しろとか言うわりには、その邪魔をしているのは、そういったルールを作る上の人たち。言っていることと、やっていることが全然違うから腹が立つ」

 

なんていう風に、仕事で不満に感じることがあったので、トラブルが起きるたびに仕事がやりにくくなる件について、ちょっと見解をまとめてみました。

再発防止策が仕事効率を下げている負のスパイラルについて

 

会社で事故やトラブルが起きると、その対策として何かしらの新たなルールを作ると思います。

 

これ自体は何ら悪いことではないです。

 

次に同じことで失敗しないよう手を打つのは当然なこと。

 

ですが、その対策が総じて過剰であることが多々あるのも事実。

 

確かに過剰に対策を立てれば、そのトラブルに対しては万全な対応ができるようにはなります。

 

ただ、その対策により、仕事の手間が増え、仕事の効率化という意味ではマイナスになります。

 

しかも、そういった手間が増える系の対策ばかりになると、トラブルが起きれば起きるほど、細かなルールがどんどん膨れ上がり、もはや時間内では対処できなくなります

 

上司や上の人が、

 

「仕事の効率化を図れ!!」

 

と、声高らかに言いますが、

 

実際に現場で仕事をしている人にしてみれば、

 

「あんたらが勝手に細かいルールを作るから、無駄な作業が増え、仕事がはかどらないんだよ!!」

 

という風に思います。

 

 

日本企業の体質なのかもしれませんが、トラブルが起きると何らかの対策を立てないとそのトラブルの件を片付けられません。

 

なので、片付けるために過剰な対策を立て、よりガチガチなルールを作り、安全をアピールして事を収めようとする。

 

そして、残るのが意味不明な行き過ぎたルールです。

 

 

そういった誰が見ても納得しないようなルールがトラブルの度に増えるという負のスパイラルにハマるのです。

 

仕事が非収益性のことばかりになります

 

 

ルールを増やせば良いという安易な対策からの脱却

 

トラブルが起きて対策を立てるという流れは、会社という枠組みや仕組みの中では、おそらくそこを変えるのは難しい。

 

何かしないと落としどころが見つからないから。

 

だからといって、今みたいな負のサイクルはどんどん自分達の首を絞める形にしかならないので、やはり対策内容をもう少し精査する必要があります。

 

たいがいの対策が、

 

決まり事やルールを新たに増やすパターンです。

 

これが仕事を圧迫している要因です。

 

なので、対策を立てるなら増やすのではなく、

 

現状のルールを少しいじるだけで手間を増やさないような形で収める

 

だったり、あえて発想を変えて、

 

抜本的にルールをスリム化して減らす方向性の対策にする

 

なんかにすると、誰も困らず、イライラせず、納得感も得られ、時間を割かれずに済みます。

まとめ

@トラブル再発防止策は仕事をやりにくくしている
Aやることを増やさない方向で再発防止策を立てる
B納得感のないルールは新たなトラブルに繋がる

 

私はやはり、トラブルが起きるたびに再発防止のための仕組みを作っていく事は本来の姿とは違うのではないかと思う。

 

トラブルが起きたら皆が納得しないルールを作ってその場しのぎをするのではなく、あくまで対策は最小限にとどめておき、手間を増やさない方向で何か解決策を模索すべきです。

 

ルールを増やす系の対策なんて誰でも考えつきます。

 

そんな改悪ではなく、手間が増えない対策を考えてこそ真の対策だと、私は強く思います。

 

  • 『ほうれんそう』
  • 『相互是正』
  • 『相互扶助』

 

そういったことをしっかり行える環境を気付き、ルールに頼るんじゃなく、一人ひとりが自分の守備範囲を広げていけば十分だと思う。

 

不要だったり、納得感のないルールは、やらされ感が満載なので、おそらくちゃんと履行されないし、そういった不要なルールに時間を割かれ、時間的な余裕を奪われ焦りを生じさせ、それこそトラブルの要因になります

 

再発防止策が新たなトラブルを生む温床になる

 

私の会社ではまさにこの状態。

 

なんかそれが滑稽で、、、たまに無性に情けなく感じたりします。

 

皆さんの会社ではどうですか?

 

こういった状態に陥っていませんか?

スポンサードリンク


 

関連ページ

厳しく育てるべきか優しく育てるべきか?
「厳しく育てるのと優しく育てるのはどちらが良いんだろう?メリット・デメリットで差を知りたい」という疑問について、調べてみました。厳しさと優しさのちょうど良いバランスとは。
給与が低いと仕事のモチベーションを上げるのは不可能?
「仕事のモチベーションを上げるためにはどうすべきか?給与が低いのにモチベーションだけ高くしろって難しくない?」という悩みに対して対策を調べました。
人材育成ができていない悪い職場の例とは
「人材育成が全くできていない職場の特徴とは?実際の悪い例が知りたい」という疑問について調べました。
イエスマンの心理とは(上司には絶対言えない)
「イエスマンの心理とは?どういった気持ちで上司の言うことを聞いているの?」という疑問と、イエスマンの本音について、まとめてみました。
職場で人間関係が対立するのを防ぐ方法とは
「職場で人間関係が対立している。なぜ上手くいかないのか?どうしたら円満な職場環境になるのか?」という疑問について、調べてみました。対立を無くすためには、どういったタイプの人なのかよく知ることが大事。
イエスマンが多い組織が崩壊してしまう理由とは
「会社でイエスマンが多い組織が崩壊してしまう訳とは?」という疑問について調べてみました。上司が自分に都合の良い部下ばかり集めると起こる弊害について。