仕事にストレスがないとダメな理由とは
- 「職場のパフォーマンスを最大限引き出すにはどういう風にするのが良い?」
- 「もっとメリハリのある職場にしたい」
- 「やっぱり緊張感を持ってもらうためにもある程度の厳しさも必要?」
という風に、職場改善をしようと考えている方へ、仕事にストレスがないとダメな理由について、まとめてみました。
適正なストレスとは
人は総じて楽な方を選択する習性があります。
厳しさがない環境や職場だと、だらけたり、甘えたり、サボったりする可能性があります。
なので、適度なストレスを与え、そうならないようにする必要があります。
- じゃ〜どのくらいのストレスを与えるのが良いのか?
- どのくらい厳しくしても大丈夫なの?
という話になるのですが、こればっかりは相手次第と言わざるを得ません。
よく言われているのが、
- 6割ストレス(厳しさ)
- 4割リラックス(優しさ)
というものです。
ポイントは、ちょっとだけストレスを多くするという点です。
確かにその通りだなと思います。
5対5でも良いような気がしますが、これだと多少の甘えが入る可能性があります。
ですが、6対4でちょっと厳しい寄りにすることで、良い緊張感のおかげで職場のパフォーマンスは上がります。
「ちょっと最近、職場の雰囲気がたるんでいるなぁ〜」
と感じたら、この6対4の法則を使うと職場改善になって良いと思います。
ただ、前述したように、人は楽な方を好みます。
なので、6割のストレスでも、ずっとその状態にされると、だんだんと7割、8割という風に感じられ、おそらく疲れてしまう。
なので、職場が上手くまわり出したら、ストレスレベルを段階的に下げて、部下の自発性に委ね、気分よく仕事をしてもらう。
そういったストレスに緩急をつけることが大事。
多分、また弛んでくるので、その時はまた負荷を上げるという風に微調整をしましょう。
ストレスの常態化は決して良いものではありません。
基本的に人にストレスを与えるという行為自体がおこがましい、私はそう思います。
気分を害している訳ですから。
かと言って、ダラダラな職場だと会社が潰れてしまうので、適度なストレスも必要悪なのかもしれませんね。
私個人の意見としては、
極力褒めて伸ばす方で、職場のパフォーマンスを上げたいと思う。
そのためには、部下や従業員の倫理観や道徳観がちゃんとあることが前提にはなりますが、これがまた中々難しいのも事実なんですが(汗)
ちょうど良いストレスがそもそも難しい
当たり前ではありますが、人それぞれにストレスに対する耐性には差がありますし、どのくらい今ストレスを抱えているのかを把握すること自体そもそもそんなに簡単ではありません。
頼んだ方は、ちょっとしか仕事を頼んだつもりしかなかったんけど、実はその人は別の人からも仕事を依頼されていて、もうすでにパンク寸前。
それを知らない頼み手は、
「俺はそんなに無理なことを依頼していないんだから、できないのは部下のせい」
なんていう風に、平然とそう思い、部下を怒って、ちょっとストレスを与えようとする。
でも実はそれが限界値に達して、パンクして鬱になった。
こういったこと、職場ではザラにあります。
なので、まずは相手がどのくらいの仕事量を抱えているかをヒアリングする必要があります。
それを踏まえて、
その人の、
- 能力
- ストレス耐性
を加味して、総合的に視て負荷を調整しなければなりません。
「この人はストレスに強いから大丈夫」
みたいな安易な発想だけではダメです。
他の依頼者もそう思って同じように仕事を頼んでいる。
その判断には、能力や抱えている仕事量が抜け落ちているので、適正なストレスのかけ方にはなっていません。
という風に、判断ミスしている管理者は実に多い。
相手の気持ちを理解できていないから招く惨事です。
仕事とストレスの関係に対するまとめ
@職場には適度なストレスが必要
A『ストレス耐性』だけでなく『能力』や『抱えている仕事量』も把握することが大事
B不快な思いをさせる(ストレスを与える)のは本来なら罪
職場のパフォーマンスを最大限引き出すためには、ストレスを上手く利用することが大切なのはおそらく間違いないのでしょう。
ですが、そのストレスを調整する人が、ちゃんと部下を把握できていないと、、、もうそれは悲惨としか言いようがありません。
そう考えると上司には仕事と向き合うというよりは、人と向き合ってもらいたいものです。
業務遂行能力が高いから上司ではなく、どちらかと言うと、人を理解する能力に長けた人が上司になるべきだと思う。
マネージメント能力無くして上には立てない。
人柄が良くないと部下の人心は掴めない。
私はそう思います。
あなたの職場にもいませんか?
仕事はできるけど部下に慕われない上司。
その人、ちゃんとマネージメントできていますか?
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